ドイツの高級時計ブランドの一つとして知られているノモス。シンプルな美しさが特徴的で、見た目だけでなく使い心地が良い評判を集めています。メーカーとしても高度な技術を駆使して、長く使えるような時計を販売しています。比較的リーズナブルで、手に入れやすいのも魅力です。そこでグラスヒュッテ生まれのノモスのオリオンについて紹介します。
世界の混乱にも負けなかったノモスの歴史
ドイツのグラスヒュッテには、かつてノモスという時計メーカーがありました。グラスヒュッテは森に囲まれた環境で、人口も7000人という小規模なエリアでした。鉱山資源を採掘して発展してきた街でしたが、徐々に資源も採掘しにくくなります。そこで街の存続を助けたのが、ノモスです。ノモスは1906年にグイド・ミュラー氏によって創立された名門時計メーカーで、少人数の職人だけでも素晴らしい時計を生み出していました。街全体に専門的な知識や高い技術を広め、世界でも有数の時計産業の街として有名になります。
ですが、第一次世界大戦によるドイツ国内の混乱によって危機を迎えます。1910年にメーカーは廃業してしまったのです。高級時計メーカーとして進化してきたノモスでしたが、戦争の影響で事業の閉鎖に追い込まれます。長い間の閉鎖を強いられていましたが、1992年に新しいノモスとして復活したのです。新たに生まれ変わったノモスは以前のメーカーの意思を引き継ぎながら、シンプルな美しさを追求した時計を次々と発表しています。新時代の幕開けの象徴としても、ドイツや世界各国に強い印象を残しています。
ノモスの魅力
ノモスの魅力の一つは、上品なデザインです。長く身に着けていても飽きのこないようなデザインを採用していて、シンプルで美しい見た目です。機械時計の多くは構造上複雑で大きなサイズになりがちですが、ノモスは複雑なものは取り除き、徹底的にシンプルな美しさにこだわっています。上品なデザインにすることで様々な場面で使えますし、ファッションを選ばずに身に着けられます。ファッションの邪魔もせず、清潔感も与えてくれるのが特徴的です。時代の流行にも惑わされずに、一貫してこのようなデザインを採用しているのもノモスの信念の強さを感じられます。
ノモス オリオンの特徴とは？
メンズ時計の中でもシンプルでスッキリとしたデザインが印象的なのが、ノモスのオリオンです。ファインアートの本質を高めたタイプの時計で、洗練されたイメージを全面的に押し出しています。自分の手で巻き上げる手巻きキャリバーか、自動巻きのキャリバーを選べるのもオリオンならではです。
時計のカーブ部分はクリアで上品なラインを目指し、時代が移り変わっても魅力が失われないようなデザインにしています。ラグの部分は表面と裏面のドーム型サファイアクリスタルガラスで、途切れないラインを作り出しています。またオリオンのブルーハンドは職人技とテクノロジーが融合していて、ノモスの代表格としても評価を集めているのです。
いつも一緒に居てくれるノモス オリオン
ブラックのコードバンと爽やかなホワイトの文字盤のコントラストが美しく、スーツを着てキメたいときにも、休日のカジュアルな気分のときもいつも一緒に居てくれるような時計になります。パワーリザーブは43時間と、長く使えるのも良いところです。外した後は時計専用のオリジナル木箱に飾ることもでき、いつでもどこでも楽しむことが出来るのがオリオンシリーズです。
